雨は夜半に上がり、朝露か雨残りか判断つかない湿気充分な朝、薄曇りの吹田での目覚めはあと何回だろうか。車のエンジン異音が気になり、昨夜帰着後すっかり冷えたエンジンを見遣る。オイル残量はまだ有る、が、インジケーターは坂道にかかると怪しく点滅。排気もカーボン煤を含んでおり、カラカラ音と共にエンジン駆動系で何かが接触している感覚。スズキの軽は仕事でもよく乗った。10万キロを超えると大抵シフトダウン時の異音が発生する。素材、構造的に限界なのかも知れない。何度か廃車売却迄乗った。11万キロを超えると駆動系以外も様々な不具合が生じた。そんな設計なのだろう。コストと先ず売る事が重要なのは理解できる。だが此れがは海外のロングユーザーにどのような評判を呼ぶか予測が残念だ。インドネシアやモーリシャスの裏町ではエンジンを分解、部品の鋳造、交換は当たり前にこなしていた。彼らから日本車最強神話が聴こえなくなる日も近いかも知れない。
ラスト近いの荷物で宅配カバーできない物は、布団と下駄箱。南行に一抹の不安。
だが、オイル交換でエンジン音は止だ。取り敢えずの処置。オイルは入れて間がないのに既に無くなりかけていた。根本的な原因と解決策では無い。オイル不足を注意しながら移送を終えたい。車検は5月、移送4月上旬がタイムリミット。何度目かにタイムリミット引き直しに笑えて来た。今日の曇天に相応しい人生かな。
IP電話アダプターの撤収は30分程遅れて来訪、作業は僅か5分も掛からなかった。回線切れ端から再接続の予防だろうか、ブリッジ自作出来ればいいが予防策にしては今ひとつ。 作業を待っている間に夕刻だ。今は18時近くでもまだ空が明るい。いい季節になって来た。一昨年は既に台風何号だっただろう。
残っているモノを何度目かの選別を進めながら考える。最もポジティブな己れだったらどう考えるか、そうで無い自分なら、どうするか。何度か巡るが昨年島にいて、懸念、小骨の様に喉にかかる物があり、其れを片付ける為の帰郷が一番の理由。
明日は朝一で運ぼう。車でラジオなんか聴いていられない。エンジン音とご機嫌を伺いながらゆっくり行こう。雨で曇り止めのエアコン(バッテリー)が少し心配。エンスト時にバッテリー休眠が同時に来ないよう願う。暑い寒いはどうでもいい55歳。
