夕食にカレーを食すようになった。
堂々とだ。
カレーと言えば代名詞的に昼食であり、出張時は稀に朝カレーを楽しむ事もある。其れもホテルが奇をてらった策で、決して定番では無い。
勿論晩酌の有無も影響しているだろう。以前は深夜に帰宅しても一杯行きながらツマミを楽しみ、その後にお茶漬け等炭水化物で満足感を満たし、何かを解消していた。 晩酌を止め、1人暮らしの夕食は単なるエネルギー調整の一つの手段となった。 補給の時もあり、調整止めの時もある。
もちろん1日の出来事を思い返し、明日の事を考える重要な時間に変わりは無い。
小麦粉が減りカレーがそれ程重い物でも無くなったのか、不思議だ。
炒めて煮込んだ具とスパイスを水分で伸ばして炭水化物と共に頂く。そもそもカレーとは伝統的な日本料理に置き換えると何にあたるだえうか、
食文化が全く異なるので「丼物」とも言えず、私には筑前煮に玉葱、香辛料と澱粉を加えた物と思え、旬の野菜にタンパク質を加え香辛料で纏め包む、新しい物に思える。
香辛料とタンパク質、加える根菜は鉄分等、己の不足しがちな栄養素をも補う機会を与えてくれる。スパイスには食欲増進、血流促進、興奮、鎮静、様々な役割と効能を持っている。薬膳だ。
グルテンフリーを目指してルーを使わず、スパイスのみ揃えて挑戦しても見た。中々丁度良い調合は出来ず、市販のカレー粉やガラムマサラには頭が下がる。だが内容物を理解し、調合出来る満足感は得られる。環境も大きく変わった、特殊であった香辛料も身近で結構簡単に手に入るようになり、加工品も缶詰の鯖カレー、大豆カレー、タイ産等バリエーションも増え、容易に手に入る。自作カレーにこれらを足して調合しても安く楽しめる。昔、インドネシアの知人から日本在住の親戚宛にカレー粉を託されて持ち帰った頃はクミンシードすら余り売られていなかった。今はスーパーで売られている。
難点は傷みやすい点。本来暑い地域の物だが日本の気候下では気をつけて行こう。 残す場合は早目に耐熱容器へ移し、レンジ加熱後に閉じた状態のまま再度冷まして冷凍庫。 60-70度で雑菌が増殖するらしいので手間暇掛かるが不安無く食したい。
肉類を抑えて豆類も試すが、やはり魚か鶏でも入れた方が口に合う。大豆は納豆や豆腐、豆もやしはナムルの方が進む。
我儘だがバリエーションがあってこそ楽しめる。豊富になった選択肢から己に合う形を見付けよう。
そんな今晩は、夕食ピザだ。
朝カレーだと、変えたくなる。
朝、残り鯖カレー(スープ)、解凍御飯フライドエッグ添え。オニオン青梗菜コンソメスープ。 ブランチでも充分だ。
朝
昨夜
夕食 ピザ
冷凍の生地に残り物のトマト缶 椎茸
青梗菜 玉葱 チーズ 辛味チリソース
手抜きかな 、、だな。