降ったようでそれ程では無かった雨。今の所雨台風では無く、名付けるとすれば風と湿気台風だったのか。台風は島の東側を通ったせいか、近隣も含め見渡せる近所では被害は見えず、どちらかといえば脆弱な日本の電柱電線給電路の停電被害も無かった。風が唸り、木々が揺られる台風。植木鉢が幾つか倒されトマト、バタフライピーの結えていない蔦枝が乱され、幹の強さがまだ無い島唐辛子の若苗は振り動かされ細枝は何処かに消え、マンゴーは幾つか成長途上がもげ落ち、実を成していたバナナは更に幹を傾がせた。全能力を実に託す結果と台風が重なった。建物の被害検証はこれから。
ポット植えのオクラは台風で虫がいなかったのか、可愛い実を成していた。空は相変わらずまだ近い台風の雲が巻き、風は強い。弁当を詰め、いつも通り出勤。
海沿いは荒れた東映が沖のリーフで跳ねていた。台風に荒らされた試験水槽のメンテナンスと2日間で増えていた藻の始末から始まった業務は直ぐにお昼。
弁当は強風下から徐々に澄んで来たリーフ内を観ながら頂いた。沖の白波と強い風は変わらない。 強風で流され、ズレたフィルター類を戻し填める作業が忙しく金曜の業務は直ぐ終えた。帰路も海沿いで少し眺めるが海亀の姿、引き潮に残された魚も見えず、外海の高波の為か嵐を引き摺った海なのだろう。
帰宅後まだ高い陽の下、マンゴーの被害チェックと追い袋掛け。
夜、横になっていて。そう暑くは無い時も無風は居心地が悪い。常に風を入れ、空気を動かす癖なのか「風慣れ」なのか。「outdoor慣れ」と言い換えてみる。 台風一過なのだろう。今日は何度か水の使い過ぎによる断水を回避する協調要請が放送された。後片付けに余念が無いのか。
パナマ病っぽい気配のバナナ株は疾病がはっきりわかると倒して行く。成長しても何処かで止まり、疾病を拡散させるだけ。 実が成り出しても途中で体力が持たず、成長を止めるだけ。
倒す株も有れば花穂を出す株もある。輪廻輪廻。この週末は満月だ。6月満月。ドラゴンフルーツの幕開けになるか。
夜はピーマンとハッシュドポテト、肉を炒め合わせてプレートで頂いた。東南アジア食堂風。疲れたのか直ぐ寝た。明日から草引きが始まる。