薄雲曇天で明けた朝。それでも真夏日予報らしい。
6時半頃、一斉に虫が鳴き出す。静かに騒いでいる。静かに感じるのは常に鳴いている為に脳内で無視している為なのか。諸行無常の刻の断片。 朝バナナ。皮と実の間の筋が強く、そして苦い。口中に残る僅かな灰汁のような感覚。
あの幹で葉で集めたエネルギーが注ぎ込まれ、稀に己が倒れても注ぎ込む栄養素をありがたく頂く。熟れすぎや黒くなった実は煮物の糖分チャツネ。無駄にしたくない。
昨今の話題では、やはり宗教は人、親族を不幸にする恐れがある事。 そもそもお布施とは、信じる宗教をより広めて救いを拡げる為だったり、高い望みを設定しているが、身近な実態は寺社の改修修繕や、生活費として寄進となっている。事ある事に発生する寄付にも納得し易いお題目と現実の実態が存在する。客観的に薄々理解しながら、抜けられない縛りの檀家制度。世界平和を標榜する例の宗教は最も不幸な国家断裂下の国で生まれ、日本や諸国で組織の金を稼ぐ制度として広め、そして強引な寄付競争を煽り、多くの訴訟を抱え、自身の身を守る為、名称を変え、政界にみかじめ料を払い続けた。現金、集票、労働(選挙運動、秘書派遣)で。 寄進した信者のお布施は国内外不動産、政界とのコネクションの為のあらゆる組織、非営利団体、政治家個人へ流れ、社会に吸い取られていた。非常にわかりやすい漫画のような構図だが神仏新興全ての宗教が基本同じ構図上にある。宗教は排他的な側面を持ち、隣人を愛するお題目と逆行する現実を理論で固めて諸問題を起こす。イスラエルやキプロス、北アイルランド、セルビアの悲惨な闘争、ローマの腐敗、ロシア正教の政治ゴロが体現しているのに何故蔓延るのか。人々の僅かな不安、相互扶助精神に巣食い、仲間に誘い込むノルマがある世界。以前、「貴方の為に祈らせて下さい」と駅のホームで話し掛ける人は視界の中で一番不幸だった。人が目的を持って佇む時間を使うのが卑怯と思え、「結構です」と口を開くと、自説をとどめ無く話し出す。目を覗き否定すると何処を見ているのかわからない視線。たまらなく不幸でしか無い。それが悪用された宗教に携わる被害者の姿。
本来自身を見つめ直し、自ら戒めと反省を思う時、一つの先人の言葉として参照したいツールだと思う宗教。先人は偉人、預言者である必要は無い。俗世間に塗れ、同じ考えに至った人の書なども充分勉強になる。野菜や果実もそうだ、押せば返す反応があり、人が太刀打ち出来ない自然、工夫と準備で乗り切る災害。解脱する間は無いが、目前に乗り越えるべき課題、修行は沢山ある。
平和、怒り、恨み、驕り、消化するべき事も多々ある。宗教に縋る時間がない。
そもそも宗教法人の金銭支出を明白にして困るのは誰なのか。信者も困る事は無い、明白となり気分も晴れる。会計処理負担は一版企業、個人事業主と同じ事をこなせばいいだけ。こなせていないのは政治家、政治団体と宗教法人だけだ。
気温が上げ止まらない。列島は低気圧銀座。九州四国は恵みの雨を超えそうだ。島の雨予報は朝の霧シャワーだったのか。月光下の虹は石垣島天文台の写真、月虹(ゲッコウ)と言うらしい。家と似た景色だが虹は未だ見ていない。
夕刻水遣り。トールフェスクは流石に元気がない。目土不足のまま夏になってしまった。根もほふくするパワーが足りていない。水遣りも敵の雑草に塩を送っているかも知れない。未だ初年度だ。
まだ明るい19時過ぎ、温かい水から冷水に変わる中、水浴び。身体を洗い清め頭を洗い、足指をほぐす。裸足中心で足裏も汚れる。洗い拭き、爪を摘む。徐々に暗くなって来た。水浴びは冷水になっても今は平気だ。一瞬の思い切りで後は温かい。
バナナはムーブメント如く成り乱れだ。時節がずれるよう、だが水は欠かせない。
ドラゴンフルーツとマンゴーもそろそろ収穫期。シークワサーとみかんはまだ育成中。
花の咲き時と梅雨豪雨長雨が重なったので不安はある。
雲が抽象的。
本島の栽培家が造り使われているソーラーフードドライヤー。早く作らないと。
