齢80を超える船長は朝からアオサの網を確認に出掛け、お昼時には戻るとの事だった。丁度正午に尋ねたく、少し浜で時間を潰した後、訪問した。
昔のスタッフの何人かは既に鬼籍に入っており、時の流れを悲しくも実感。
クルーズヨットのクルーだった私はハテの浜観光船の船長とは直接の主従関係は無いが、海の事、遊びの事、島の事、ゲストの楽しませ方、様々な事を学んだ。
そんな船長が既に曾孫がありながら、新たな定地網を設け、朝からアオサの状況を見て漁協に出品しに行っている。
人生の分岐点にいる私には刺激を受ける事が多い。
長年停留していた責務を果たし、奥さんが畑で摂ったハーブをティーに加工されたもの(コレも観光協会に出されている)を手土産に再会の場を辞した私は積年の心の濁りが晴れ、妙にテンションが上がった。
気持ちを沈める為、遅い昼食としてグルクンの唐揚げ定食を食しにイーフの波路へ寄った。
安定の「らしい唐揚げ」だが料理人が変わったのか味付けがマイルドになっていた。 気持ちの持ちようかな。