朝一時の雨が土に湿り気をつけ、そのまま曇天。風はそよ風程度。
朝露で足が濡れる気温17℃前後。湿度7割弱風。海はそこそこ荒れているらしい。上海高気圧が緩やかに西進、気圧の谷も小笠原へ押しやられ、南海の谷の方が気になって来た。内地の冬型は変わりない。上空は薄く羊が満遍なく充している。半分の枝を虫に食われたネーブルに顆粒薬を足し、根の成長を即す追肥と併せて施す。
炒めた根菜の旨味を味わい、炒り卵と味噌汁で栄養補給。
フレスコ画は何方かと言うと苦手。このミラノのサン・マウリツィオ教会の16世紀初めにベルナルディーノ・ルイーニとアウレリオ・ルイーニ親子が製作した物は時代では江戸中期と近代に近しいが古代への哀愁と何処かアフリカ、エジプト的に思える。ノアを描いた絵本のような漫画チックな抽象画的作品。子供が講話に興味を抱くにはいいだろう。
雲が晴れて夕暮れを迎えた。ピアノソロジャズ、時にはトリオでベースとドラムが似合う時刻。ドラムはブラシで静かに奏でる。
暖かくなって来たが何処かに底冷えが潜む今日。夕食は追い出汁と煮物を併せ炊いた湯豆腐。頂いた柚子とバジル、島唐辛子が脇を堅める。旨いトリオ。稀にホット。
檸檬月が明る過ぎて目視も上手く調整出来ない夜空。西の火星も見えるが残せない儚さを、上を見上げて過ぎてフラつく足下が我に還す。