海辺の昼飯
いつもご飯を食べる為のオカズと一緒だが偶に給湯室でもずく(酢)などを頂いて共にしている。雨が降るとプール脇の庇の下だが、雨の日も風、雲の動きが早く、晴れ間が戻る事が多い。
かつては米所として名を馳せた久米島も減反政策が響き水田はほぼ無くなった。
畑を見て歩く時、大抵の農家は残念そうに語る。 タバコや砂糖黍で安定的に買い取って貰えてもだ。 米の魅力なのか、買った米を喰らう屈辱感なのか。
これは日本中で起こっている現実だろう。 稲作が無くなった地方ってどれ位あるのだろう。
買取額と販売額の矛盾、非合理を廃する為に補助金と短期的な目先の金で葬られた稲作。農業行政の被害者だ。
気がつくと自給率が低い国となり、さらに関税撤廃の動向。農業施策上の関税は褒められ無いが無能な施策は更に蹂躙される土壌を作る。
一度廃した水田は稲作に戻す事はほぼ無理、二度と水田は戻らない。
他人事、面倒そうな団体、行政組織、
柵が多い。 あまり無関心でもいられない。