9月最終週。朝方は冷える気温と朝凪無風に夜露の湿気が重なるとムッとする。風を起こし空気を動かす。扇風機様さま。
明治末期に米GEの扇風機が日本に来たらしい。だがエジソンの直流固執で直流モーター。天井据え付けが主なアメリカと据え置き利用の日本との差もあり、ライセンスを取得した東芝も量産型が作れず、大正に変わった頃に川北製作所(現在松下傘下)が交流家庭、工場用量産機を発売。当時創業期の松下電気に基盤を大量発注し、会社を起こす切掛ともなったらしい。そんな扇風機。その後、三菱、富士、日立等も参入、役場や電車内などでも活躍した。直流式の時に抵抗代わりに電球を付けてスイッチを入れると灯りと風が起こる風流な品だったらしい。東芝の扇風機、その後はあまり聞かない。直流ブラシレスモーターが主流となった今でも送電を直流と読んだGEがその後何故躍進出来たのか、興味はある。新しいDCモーター扇風機は快調で静かに微風首振りを繰り返す。
フィリピンを西へ進む台風は遠く、沖縄南東方向の卵達は北方への進路が予想され、直撃は無さそうだ。海水温が高く台風を呼び育てる海流が本州沿いの北方なのが影響しているのか。これも黒潮の蛇行影響なのか。 しかし北オーストラリア、パース辺りは絶えず雲が少ない。砂漠感が凄い。
兎に角壁面の汚れ落とし。多少弱く当てて躯体保護も試みるが東の壁は長年の汚れと遠い過去に何かを塗った跡が残り結構手が掛かる。去年迄は倒れたバナナの茎が積み上げて蟻塚になっていたので苔も残る。徐々に落とすしか無い。
倒したバナナは子株を宿しているかも知れない根本を切り分け、幹は裁断して朽ちさせるか廃棄場に持って行くしか無い。
根本から外した子株の球根状を分けて栽培してみる。 夕餉は鮪二種盛り合わせ定食。 星が綺麗な季節だが低い雲が多くなった夕方。中々綺麗には望めない。