風が止まない夜だった。明けて曇天。肌寒い空気の中、外は乾いていた。波状に繰り返すブローで植木は疲れていそう。温室は要らないが風避けスペースは要るな。
南洋には寒冷前線が長く伸び、気温は15-6℃、湿度は6割弱。無風から4-5m程の風が呼吸のように上下し、時折8-9m吹いて驚かせる。
日本海の冬はほぼ晴天が無かった。春の訪れは木漏れ日と雪解け迄、無かった。日差しは落ちる雪との戦いを呼び、楽しむ所ではなかった除雪しながら歩いていて、汚れた長靴を道路の融雪地下噴水で落とす。何処かの裂け目から入った水に、充実感に冷水を浴びせられる。真冬は表の作業はほぼ無い。屋内艇庫でFRP、ガラス繊維とゲルコート、ニス、ワイヤーとの整備の戦いだった45年前の冬。
水遣りをひと回り終え、気になっていた周囲の庭木(カイズカイブキ)を剪定伐。近所とのコミュニケーションの一環、井戸端会議は理解出来る事は半分程度。モーリシャスでの子供は英語、お年寄りは仏語だった世間話を思い出す。稀に南アの完璧な発音と丁寧な英語に感動した。
コリウスは植える場所、土、日射で色合いが大きく変わる。まだ分析できていないが鉢の中土、場所を色々変えて試してみる。
昼はフライパンピザ。ソースは玉葱、バジル、人参、トマトピューレ、シメジ、戻し椎茸に大蒜、追いバジル。生地は購入冷凍品。飲薬。
寒さの為か月桂樹に動きなし、脇芽脇枝の成長を見守る。
東畑は降雨時に観察しても凸凹が多い。水平を基準云々以前に土起こしが必要。中々
夕暮れ後は寒くなる。17℃となっているが体感はもっと冷え、身体を休めると寒気が襲う冬。
夕食は塩鯖半身焼と根菜味噌汁、筍煮物、簡易味御飯。ご馳走様でした。
昼間から覆う雲は夜も途切れず、グルリ曇天夜。せっかくの新月も曇天下で過ぎる。