夜半から降り出した雨は朝には露となって消えていた。少し冷えた夜。薄手長袖を纏って寝んだ。昼間の暑さに対して夜の冷えの寒暖差は身体への試練か如し。但しインドネシアのように纏わりつく蒸し暑さは無かったので、湿度はあるが着るものを間違えなければ割と快適。ただ風が弱いので洗濯干し物が心許無い。
晴れ間に誘われ洗濯した干し物は軒下風干し。雨滴が風に煽られ外側は少し濡れ戻ったが概ね大丈夫。
島大葉にあげた肥料で増えるバジル、セルバチコルッコラ。増えてくれていいが他の花を飲み込むので区別をつける為花を移そう。バジルは高く伸び横に倒れ徐々に浸食して行く。穂高近くに葉を広げわざと倒れて行く能力でもありそうだ。
オクラはそろそろ勘弁してあげたい程咲かせ、差枝は植え替え以外順調。
山茶花の花は3輪目も花びらは落ち次へ向かう。月桂樹脇芽は変わらず。
雨は昼間も戻るらしい。上空は薄雲が西から東へ流れ、前線も東方へ抜けたが気圧の急斜面が続く、上空寒気次第では吹きおろすだろう。南海が平穏なのは北の寒気の影響を受けているのか関連性が勉強不足。
東畑の脇に土留めになるか試したバナナ倒株は上手く劣化するが表皮の繊維は強く、刈り払い機の丸鋸刃もキャッチする。水捌けも考慮して植え(盛り)場所を絞って行くトマトネットは全て外し、東脇の畝を無くし、復活させた排水溝へ上手く流れるよう整えて行く。立木が結構邪魔。雑木だ、前にも迷った覚えがある。
先ず下草を刈って伸びた枝を落とし整えて根切りもして行く。
日中に強力粉とドライイースト、砂糖を和えこね叩き発酵させて行く。気温で充分だ。2度程捏ね直しピザ生地を作る。
ある程度膨らんだ所で薄く押し、フライパンを蓋で閉じて生地のみ少し焼いて置く。その間にバジル、エリンギ、玉葱、人参を刻みソースに。夕暮れと共に風が強く吹き付ける。なんか荒れ模様。
下準備と東の草刈りを終えて、夕食は煮物に大根を足した「ほぼ大根煮」と御飯を軽く頂く。
食べながらソースを煮込んだのか、目と鼻で満腹になりながら軽く済ませる。大根は美味い。風干ししているシーツが気になるがカラカラにもしたい。
そんな意図、思惑を嘲笑う如く雨粒が大きくなって来た。風は相変わらず植木鉢を薙ぎ倒す。やばいかなぁ。
屋内の掃除を軽く済ませ、裂けめが入ったゴム長靴を補修の為、雨の力を借りて土砂水洗い。拭き上げ。防水テープで補修前に拭き乾かす。
長靴より強力テープの方が高い気もする。
雨は通り抜け、また次が来る。太平洋南方の気圧ではなく本土、大陸の高気圧の影響が強くなる冬は北風ミーニン(新北風)が吹く。南東から迫り上がって来る低気圧、高気圧も数を減らし九州の天候を意識するようになる。
ピザを摘みに焼酎を頂き、概ね耳で観戦目は疲れるので要所のみ。再度停電を恐れ、使って無いコンセントを抜いてテーブルランプのみで慎ましく。色々ストレスも感動もハーフに抑えて深夜らしく過ごした。 嵐で月も星も雲上にある。