朝日が遅くなった。 日照時間の変化と気圧配置で季節は巡る。データを見ると体感程では無い。人間って繊細なものだ。
寒露の頃と関係無いが、私は煮物が好きだ。多分20年位前から徐々に好きになって来た。昔から嫌いでは無かった。ただ刺激物、油分が多い外食とお弁当に慣れた身体では特段、好きとは思わなかった。イタリアン、肉食、粉物、刺激物。質素な物でも日中のコンビニ食も今思うとグルタミン酸、塩分、香辛料過多で味覚のバランスを崩していた。夜は稀だが一流所で食事しても基本が外食の平成、昭和末期は好ましく無い環境に自ら入り込んでいた。
煮物も食する機会は多かったはず。鹿児島福岡育ちの母は偶に筑前煮を作っていた。但し、ソース、香辛料文化の子供時代は他に好みがあった。 30-40代頃に偶に外食も落ち着き、深夜までの仕事でスーパーで食材を買う時、野菜類が少量では手に入りにくかった平成時代。偶々手にした筑前煮材料セットのカット水煮野菜セット。特段美味しい訳では無く、少し足さないと揃っていないが、未開封では多少日持ちし、深夜に帰る単身キッチンには丁度良い品だった。帰宅時に寄れる深夜スーパーもこの時間は生鮮野菜は入れ換え時で根菜位しか無かったのもある。蒟蒻、筍水煮、小芋。その内日曜に掘りたて筍や新鮮根菜にも食指を伸ばし出した。根菜水煮は深夜の単身者には便利だが美味しさは、どうしても偏る。
新鮮小芋は一度だけ手を出し布巾で剥いて水煮冷凍に戻った。ケースバイケース、見合わない物は消える。食材を下煮して灰汁を取り、時には灰汁も味と開き直り自然派に靡き、焼きを入れてから煮込む物もあった。出汁を取り煮込み出して後は放置。生姜や薬味に凝った時もあり、紆余曲折で今。光熱費を念頭に普通に煮る。
まだ早い午前中、空には雲が広がり次第に充満。曇天となった。湿気はそれ程感じない。
少し腹が減り味噌汁ご飯。頂き物の鮭身瓶詰めと大根葉酢漬けでペロリブランチ。飲薬。
出来上がった味は美味い。味噌汁は具が無くシリシリ人参と空芯菜細切り。
曇天を利用して玄関横の草引き、植えた木々と月桂樹周り。東棟北側の雑草も前に刈ってもう生えて来たので草引き。
今日は野球がある。CS一次ラウンド1/3回戦。
セは阪神ー横浜でMラジ、ニッポン放送など。パは福岡ー西武で福岡KBC ラジオがある。
朝ご飯を食べると何故か食欲が刺激される。焼きそば生麺(? 3食セットでよく見る品)を空芯菜人参エリンギ卵で纏める。生協の紅生姜がナイス。
野球はパリーグは視聴できる。ペナント終盤に薄氷のチキンレースを演じた相手だが、何故か燃え尽きて気分が乗らない。それ程ペナント終盤が凄かったという事か。
ラジオの阪神横浜を聴きながら庭掃除を片付ける。
レモン型の月光と街灯はカメラでは同じように星を消す。
夕餉は如何刺を寿司風で頂く。酢飯寿司風。
そして酸いカーブチーみかんでご馳走さま。