芽を出した二十日大根
朝は雨空で薄暗く明けた月曜。やや寒いが大寒間近はこんなものだろう。朝は納豆御飯と味噌汁で済ませて飲薬。
阪神淡路震災から27年目の今日。まだ27年なのか。あの揺れと動揺は忘れられない。北摂に住んでおり夜半の揺れに飛び起きたが築30年を超えた木造家屋は落下物も少なく、「いつもの地震か」と軽く思った。朝、報道される列車転覆や火災は異世界如く見えた。単なる傍観者だった。梅田のビルのガラスが割れている報道で勤務先が心配になり地下鉄で向かおうとした位の傍観者。当然列車は動いて無く、タクシーで新御堂を走ったのも今となれば危ない行動。高架道路の欠落なんて想像もしていなかった。最中とはこんなに思慮不足なのか。対向車、前後に車列が無い不思議な新御堂筋。
梅田の店はシャッターも開き、割れ物も無く、倒れ落ちたパンフレット類を集め戻して中々繋がらない電話を回線不良かと交換機を点検する始末。会社では展示会用のモニターテレビは置いていたがアンテナは無く、当時はネット報道等も普及しておらず、情報はラジオで聞いていた。神戸線の多くの火災や宝塚線の崩落運休も埋没感無く傍観者。帰路は覚えていない。多分タクシーで下道を回って帰ったのだろう。
お昼になると自然と腹が減る。生体反応程しか使っていない身体でもだ。
残りグリーンカレーに昨日野菜を入れ過ぎたので普通のカレー粉を足してミックスカレー。ジャガイモが無かったので+ハッシュドポテト追加。
雨が断続的にぐづつく慰霊の日。
北風か、畑のキャベツも傾いている。
口に入れる物があり、飲める水がある。それが如何に幸福か。日常が幸運の上に存在している事か、思い返す日。 それが今日。