ミレニアム明け、私自身も様々な要因で迷って、病んでいた頃。 大阪市内の不動産グループの一員としてライフサービス部門の子会社を持ち、己の本業以外にも手を拡げるが、親会社にいた元上司が次々会社を去り、迷いの中で軌道に乗りつつあった自らの商いに熱中し、迷走。 口煩いくもあるがブレーキの重し不在の環境で、あからさまに身勝手で横暴な上司となっていく自身を何処か客観視しながらも必要悪と思い込んでいた頃。
連夜の飲み席を離れる口実もあり、己の時間を持つ為に逃げで良く訪れた大阪ドーム。滑稽な外観そのままに暗黒時代のチームには幼い頃の阪急ブレーブスの面影は一切無かった。再登板の仰木さんでさえ何処か冷めているようだった。次いで訪れる暗黒期はフロントも含め常に空中分解(ある意味見事)だった。
大阪地下鉄の1日フリー切符とドームのオリ戦外野、内野上段自由席券がセットで地下鉄フリーきっぷプラス100円程の企画切符。主に外野席観戦が目的の者ならお得。それ程フリー切符を有効に使った思いは無い。この切符と大阪市民(勤務でもOK)サービスデーが得意だった。ドームは西宮の目障りなフェンス影は無くなったが外野席は上から覗き込む様式で外野手の姿がフェンス近くになると見えない欠陥摺鉢設計。観戦した事が無い人が設計したと心から信じた。 チームは迷走を極め、石毛・レオン ー伊原春樹 ー 仰木(再)ー中村負広ー コリンズー大石大二郎 ー岡田彰布 と続く2000年台は阪神色の福本さん、中日色に落ちた山田久さん達レジェンドも寄り付かない球団だった。この時代の後半、ドラ1逆指名で来てくれた平野が最後のブレーブス戦士中嶋監督の下で快調だ。星野信之の遅玉最多勝、佐藤義則の不惑パーフェクト投球とフォークのお化け野田浩司の最多奪三振試合をリードした、あの中嶋だ。星野の投球を盗塁時は刺す為に右手で捕った(未詳伝説)勇者。ついチェックしてしまう。 聴くのは対戦相手主体のラジオ放送が主。残念ながら関西のラジオ放送は無い。神戸を捨ててラジオ関西にまで捨てられ、中継のファン拡大作を取らず、かと言ってテレビネット中継も対戦相手としての登場が当たり前。オーナーの努力? 可笑しいね。 今日は文化放送、昨日はHBC札幌、その前は東北放送、広島中国、文化放送、radiko エリアフリー様々です。
一度だけ訪れた神戸グリーンスタジアムは噂通り交通路がとんでも無く不便だったが、外野端席とブルペンが近く、野手からコンバートの萩原投手の速球とミット音に驚いた。裏方の元ベテラン選手も目の前、試合内容よりこれがプロ野球観戦の醍醐味。大阪ドームはこの辺りのコンテンツを取りに行けてない設計が凄く残念。ボールパークと呼べない何かが土台に鎮座している。雛形、土台が出来ている物を買って使うと楽 な反面起こり得る悲劇。創意工夫で乗り越えられないものか? 出来るはず。 現在の己に投影して奮起を即す。