久しぶりの那覇。空気は湿り気を帯び、少々蒸し暑い。昨夜半から雨模様となり、朝には小雨状態となった。少し肌寒く天気予報はほぼ正解。
昨日は張り切り過ぎたが島で古屋の改修、ゴミ処理をするのにトラックは必要。走行はまだ少ないが旧式の四駆トラックは中々沖縄市場に出ないのでつい購入。少し気になり、泊港のATMで残高を確認、増えてはいない。島で生きて行くには車が如何してもう必要。以前のボロ車でもバッテリーが上がらず、取り敢えずエンジンが回る限りは使えた。関西での引っ越し往復は流石に応えたが天寿を全うした12万キロだっただろう。14位迄予測していたが少し早かった。関西で最後に上げた住民票と島の仮住まいで登録を行い、10日後程の受取り予定。
島では仮住まいの用意『ミニマリスト』暮らしを整え、売買の最終確認。那覇の業者との交渉がピークとなる。トマリンターミナルで乗船窓口が開くのを7、8人の乗客が待つ間、様々考えた。待ち時間がいい考え事の時間となるのは、普段ラジオなど聴き流しの生活に慣れて逆に思慮の時間が取れていないのではないか？と考えが遠くに及ぶ8時丁度、窓口が開いて列が進んだ。殆どが作業員の制服を着た作業員人夫出張。そういえばフェリーターミナルも建替工事中だったな。学校の理科棟と図書館もそろそろ建替え、農業科のバイオ室の雨漏りは如何したろう。大丈夫だろうか。
出港時には雨も上がっていた。
考えれば片付け、掃除、それに今回は修復、修繕、
委託を含めて工事、設備の日々が続く、仕事との両立も必要となるだろう。
遊びに浪費する余裕も興味も無い。時折の酒煙草位。修復には道具を含め結構金が掛かる。配管や水道のメーター、電設。己で出来る事はやって行くが先ずは残置物処理から。畳、床壁、水周り、、排水、通気口等に微細な修復。玄関ドアの交換か修理。山積みとはこの事。
廃棄に暮れた2020-21、まだ続く。
ただ、やる事を積んでいないと余分にしんどくなる。「しんどく」が似つかわしい表現。
此れは性格なのか悪習なのかサガなのか。
乗客の半分以上は渡名喜島で下船し、デッキはスカスカ状態で久米島へ。
島へ到着後、真新しいターミナルを横目に徒歩にてスーツケースを転がしながら仮住まいへ。家主不在と聞いていたので部屋へ荷物を入れ、色々点検。照明が点かない、部屋が結構大変そうなので取り敢えず電池、掃除道具と洗剤類、雑巾を買いに商店へ。
北摂に捨て置いた品々を使って一大清掃が必要。冷蔵庫、レンジ、床、窓等一通りプランニングして掛かる。掃除に暮れる2021。
自分で使っていた仮定し、掃除品質を下げるように恣意的に操作しても、冷蔵庫、冷凍庫、荷物入れ、トースター、レンジ。かなり、かなり大きく見ても掃除箇所が多くある。「内地と違うから、、」と納得させようとするが先住民が千葉の人らしく、大きく落ち込む。
結局冷蔵庫の殆どの部品、トレイはタライに塩素を入れた水に漬け込み、漂白する様に消毒、洗浄した。曇天で干す機会が無いシーツ類は新たに買い求め、掛けるタオルケットと共に2重3重の出費となった。段取りが悪いのか、思い切りが悪いのか、少し自己嫌悪な気分。但しそちこちの埃、ゴミ、害虫駆除薬の残存を見ているとこの1階に何ヶ月か暮らした1年前の覚悟を思い出せない。決して潔癖症では無いがダニ、虫に弱い肌を持って気弱になる。
取り敢えず掃除を一区切りつけ、ガスが止まっている事に気付いた。屋外のメーターも休止と表示されている。炊けない、お湯が浴びれない。家主は不在。何だこりゃ？。
