沖縄から南西諸島を経ての鹿児島航路は閉水域の滑走のように落ち着いた天候に恵まれ、夜半に奄美大島へ寄港時も自船の起こした波の戻し波で多少揺れた程度。僅かに感じるうねりの上下動と共に鹿児島に近づいた。 着港予定は定刻通り、奄美で先船がいた為、速度を落として時間調整をしたが何の影響も無かった。港の積み下ろしが忙しかっただろうと気遣う程、穏やかな旅だった。船内は途中の島々で多少の乗り降りはあったが、全般的の乗客は数える程僅かで2等相部屋でもお互い距離が取れただろうなと想像する。レストランもほぼ貸し切りで少し高い朝食を取った。
鹿児島新港に着岸後は車を出し、何処かで荷物の整理、植物へ水遣りから始めよう。 何処かで入浴でもして緩々帰るか。 いつも天気図を起こす時の枕崎灯台から始めようか。