優しい無責任

8月もお盆が近づき、日々陽射しが根底から持ち上げる様な熱量の力強さを帯びて来た。

日中のアスファルト上は薄い靴では持たない。太陽の熱量を体感できる。 

体育祭へ向け、朝礼台の改修施工も概ね目算が立ち、傷んだ上板を取り外し、鉄の支柱の塗り替え準備をグランドでしていると灼熱加減を肌と足底で感じた。「焼けるような暑さ」だ。

昼時には一転俄かに雨が降り、雨模様の午後は教室の建具を補修、修繕した。

強い雨が涼をもたらすが此れも一時の事、雨後の曇り空から晴れ間が覗くと急に湿度の高い蒸暑さに変わった。風も止んだ。

教室棟の3階、1年生階の各室を確認し終え、接着剤の毒気を癒す為に窓を開けたが、海が近いこの場所でもそよ風程度しか無く、蒸し暑さに満ちた空気の中、蝉の鳴き声だけが響く。

夏休みの学校。

ここで熱中症になったら見つからないかな?

事務長に借りて来たマスターキーだけがヒントか、、と思いを馳せた。ボンドでボーっとしている隙は無い、「危ない、危ない」と我に返り戸締まりと手仕舞いを始めた。

中庭の花壇に植えた向日葵が唯一生き残った。

その縁のネット沿に朝顔の種を蒔いて仕事を終えた。

夕食は刺身屋で烏賊刺とカジキの切り身を購入カジキは生でもいけるとの事、刺身かグリルか煮付けか悩む。 幸せな悩みだ。添え物次第だ。

家には大阪から郵便分が届いていた。郵便局員が悩んだのか、荷物はコンビニ袋に入れられてドアノブに吊り下げられていた。 ポストは小さく、取り付けも心許ない。多分両面テープ施工だ。 不動産屋にはアンカーを打つ必要があるので許可を得る連絡を入れていたが返答なく勝手に施行されていた。無責任、逃げと言葉が浮かぶがこんなケースは問い詰めていた己と今の流す己の両面を考えた。 何方が正しいのか、楽に流れるのは容易だが、優しさと無責任の履き違えに注意。かわいそうなのは郵便配達だ、コンビニ袋を元々持って来ていたならいいが、2往復した場合、ここは外階段のみの3階だ。今日は雨もあった。

 

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